Sprint買収対抗案にソフトバンクがコメント 「すでに必要な承認を得られる段階」

米衛星放送大手DISHによるSprint買収提案に対しソフトバンクがコメント。「これまでに合意している条件で7月1日には買収が完了する見込み」としている。

» 2013年04月16日 16時00分 公開
[ITmedia]

 米Sprint Nextelに対し米衛星放送大手のDISH Networkがソフトバンクを上回る金額で買収に名乗りを上げたことに対し、ソフトバンクは4月16日、コメントを発表した。「これまでに合意している条件で2013年7月1日には買収を完了する見込み」としている。

 DISHはソフトバンクの買収額201億ドルを上回る255億ドルを提示。株主のメリットはソフトバンクの提案より多いとして、検討するよう迫っている。

 これに対しソフトバンクは「当社がSprintと既に合意している内容は、短期的かつ長期的にSprintの株主に対してより多くの利益を提供できるもの」とした上で、「DISHの提案は「前提条件が非常に多く、準備段階の内容」と指摘。同社とSprintの取り引きは「既に必要な承認を得られる段階にきており、これまでに合意している条件で2013年7月1日には完了する見込み」とした。

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