NTT Com、都内最大規模のデータセンターを開設 ユーザー向けの事務棟も併設

東京都北区に「東京第6データセンター」を建設。データセンターサービスのブランド「Nexcenter」も創設した。

» 2013年04月23日 13時21分 公開
[ITmedia]
東京第6データセンター

 NTTコミュニケーションズは4月23日、東京都北区に建設した「東京第6データセンター」からのサービス提供を開始した。併せてデータセンターサービスの新ブランド「Nexcenter」も発表している。

 東京第6データセンターは、総延床面積が約2万2000平方メートル(3000ラック相当)の都内最大規模の施設という。最寄りのJR山手線の駅から徒歩7分ほどの場所に立地し、サーバ棟は、地震の衝撃を最大80%低減する建物免震構造を採用する。建物は安定した硬い地盤層に基礎を構え、液状化や津波、高潮、河川の氾濫にも備えている。

 また主要な電力や空調設備を全て冗長化して信頼性を確保しているほか、大型の通信用耐震トンネル「とう道」に直結しているため、建物に引き込まれる通信ケーブルが地震や道路掘削などにより損傷する心配が無いとしている。国内データセンター初の大型ロータリーUPS(無停電電源装置)を採用するほか、ラックへの搭載可能機器を従来の1.5倍に拡大した。これにより、運用コストは最大で従来の半分程度に抑制できるという。また、敷地内に約2000平方メートルのオフィス棟を併設しており、ユーザーがシステムの監視保守やBCPオフィスとしても利用しやすいようにしている。

 同社ではデータセンターサービスのNexcenterや企業向けネットワークサービス「Arcstar Universal One」などにより、全世界をカバーする国内や海外のデータセンターを組み合わせたシステム拡張や分散、ディザスタリカバリーサイトなどの構築を支援するとしている。

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