ITILベストプラクティスに基づくSaaS版ITサービス管理を発表 日本HP

日本HPは、インシデント管理や問題管理、変更管理といったITサービス運用管理の主要機能をSaaS型で提供する新ソリューションを発表した。

» 2013年04月24日 18時22分 公開
[ITmedia]

 日本HPは4月24日、IT運用管理の標準フレームワーク「ITIL」のベストプラクティスに基づいたITサービス管理ソリューション「HP Service Manager software」のSaaS版となる「HP Service Anywhere」を発表した。

 これまでHPでは、ITILのベストプラクティスに基づいたITサービス管理の参照モデルを全世界で展開し、教育、コンサルティング、システム構築を通じて4000社以上に導入してきた。今回、企業からのニーズに対応するべく、オンプレミス型で培ってきたノウハウを基にHP Service Manager softwareのSaaS版として提供する。

 HP Service Anywhereは、IT運用管理の中核を担うインシデント管理や問題管理、変更管理といった主要機能に加え、ワークフロー編集機能を大幅に強化。ワークフローの柔軟なカスタマイズと可視化を実現するプロセス&タスクデザイナー機能を備えた。導入においては、従来のオンプレミス型と同様、ITILによるコンサルティングや導入支援、教育コースプログラムなどを企業の要件に合わせて提供される。HP Service Anywhereの活用により、中小規模の企業においても、初期投資や導入工数を抑えるとともに、ITサービス運用管理の短期間での導入、構築を支援するとしている。

 同製品のライセンス体系は、「Named」(固定ユーザー)と「Floating」(同時ユーザー)の2種類のユーザーライセンスを選択でき、1年、3年、5年のプランを用意する。Namedの1年プランのライセンス価格は18万7950円(税込)、Floatingの1年プランは37万6950円(税込)で、5月2日より販売する。

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