WWW生誕20周年で世界最古のWebページをCERNが復活

1993年4月30日に欧州原子核研究機構がWorld Wide Web(WWW)の技術を一般公開してからの20周年を記念して、閉鎖されていた世界最古のWebページを復活させた。

» 2013年05月01日 07時30分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 欧州原子核研究機構(CERN)は4月30日(現地時間)、World Wide Web(WWW)生誕20周年を記念して、ティム・バーナーズ=リー氏が率いるCERNのチームが公開した世界最古のWebページを復活させたと発表した。このページのHTMLファイルは、WorldWide Web Consortium(W3C)のアーカイブから見つかった最古のものという。

 www 復活した世界最古のWebページ

 W3Cの年表によると、1993年4月30日は、CERNがWWWの技術を無償で一般に公開すると宣言した日。最初のWebページは、1990年に公開されている。

 当時はまだラインモードのWebブラウザがほとんどで、マーク・アンドリーセン氏がMosaicのα版をリリースしたのは1993年2月のことだ。CERNによる最初のWebページを紹介する文書には、このページにアクセスするためにコマンドラインに「telnet info.cern.ch」と入力するようにと書かれている。

変更履歴:本文中、1カ所「SERN」になっておりました。お詫びして訂正いたします。[2013/5/1 13:00]



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