グレープシティ、Windowsの手法でHTML 5のWebアプリを開発するフレームワークを発売

マルチデバイスに対応したWebアプリをVisual Studioを使って開発できる「Visual WebGui Pro Studio Web&Mobile 7.0J」を発表した。

» 2013年05月15日 13時17分 公開
[ITmedia]

 グレープシティは5月15日、Visual StudioでWindowsフォームアプリケーションを開発するのと同様にHTML 5対応のWebアプリケーションを開発できるフレームワーク製品「Visual WebGui Pro Studio Web&Mobile 7.0J」を発表した。6月26日に発売する。

 Visual WebGuiはイスラエルのGizmoxが開発しているもので、Visual Studioのプラグインとして利用する。HTMLやCSS、JavaScriptに関する詳しい知識が無くても、.NET Frameworkベースの開発手法を用いて、HTML 5に対応したWebアプリケーションを開発できる。

 製品ではWindowsフォームの標準コントロールとAPIレベルでほぼ同じ構造を持つデータグリッドやチャート、ボタンなどのUIコントロールを収録。画面UIの設計は、コントロールをフォーム上に配置してプロパティで設定し、処理はオブジェクトのイベントハンドラにVBあるいはC#で記述する。実行時はサーバ上でASP.NETとして動作し、サーバ側に.NET Framework以外のフレームワークを用意する必要がない。HTMLの更新はクライアント側で全て行うため、ASP.NET Webフォームのようなポストバックが発生せず、FlashやSilverlightのようなプラグインも不要になる。

Windowsフォームの設計画面とVisual WebGuiの設計画面

 開発したWebアプリケーションは、PCやモバイルデバイスのInternet ExplorerやGoogle Chrome、Mozilla Firefox、Apple SafariなどのWebブラウザで動作する。ライセンス価格は、1開発ライセンス版が14万7000円、開発したアプリケーションを運用する配布ライセンスは15万7500円からとなっている。

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