デル、次世代ファイアウォールの新モデルを発表

「Dell SonicWALL」ブランドで提供するセキュリティアプライアンスの新製品「SuperMassive 9000シリーズ」を発表。企業向けながら通信事業者やデータセンター事業者向けモデルと同等の機能を有する。

» 2013年05月16日 16時01分 公開
[ITmedia]

 デルは5月16日、次世代ファイアウォールアプライアンスの新製品「Dell SonicWALL SuperMassive 9000シリーズ」を発表した。一般企業向けモデルだが、通信事業者やデータセンター事業者ユーザー向けモデルと同等のセキュリティ機能を有する。

 SuperMassiveシリーズは、米Dellが買収した旧SonicWALLのアプリケーション識別・制御技術を搭載したセキュリティアプライアンス製品。ネットワークトラフィックの全てのパケットを対象に、コンテンツ検査を行うことで未知のマルウェアなどの脅威を検出する独自の「Reassembly-Free Deep Packet Inspection」機能も持つ。

Dell SonicWALL SuperMassive 9000シリーズ

 新製品では上述のハイエンド向けモデルと同等のセキュリティ機能を搭載しながら、アプライアンスのコア数最大32コアやメモリ、スループットなどを一般企業の環境に最適化した。ファイアスループット(15〜20Gbps)、VPNスループット(5〜11.5Gbps)、最大コネクション数(125万〜150万)などに応じて3モデルをラインアップする。

 アプライアンス本体は1Uサイズで、SFP+ 10GbEインタフェース4基と1GbEインタフェース16基、管理専用インタフェースを装備するレイヤ2ブリッジモードやワイヤモードの利用で、従来ネットワークへ透過的にアプリケーション制御などのセキュリティ層を追加できるなど、幅広いネットワーク環境に対応するという。

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