Facebookが、Androidの断片化するOSや端末のあらゆるユーザーが使えるFacebookアプリの提供を目指し、一般ユーザーからフィードバックを得るためのβテストプログラムを開始した。
米Facebookは6月27日(現地時間)、Android版公式アプリのスムーズなアップデートを目的とした一般ユーザー参加のβテストプログラムを開始したと発表した。参加ユーザーはβ版アプリをダウンロードし、問題をFacebookにフィードバックする。OSと端末が“断片化(フラグメンテーション)”するAndroidのあらゆるOS・端末を使うユーザーに安定したアプリを提供するのが目的という。
このプログラムにはAndroid端末ユーザーであれば誰でも参加でき、いつでもオプトアウトできる。
Facebookは断片化ではなく“多様性(ダイバーシティ)”という言葉を使って、これまで多様性に対応するために、アプリのアップデートの前にパートナー企業や社内の専任チーム、一般社員で安定性を検証してきたと説明する。パートナー企業としては、Qualcomm、HTC、Ericsson、Sony、Huawei、MediaTekの名を挙げている。また、昨年9月からアプリのアップデートをサイクル制にしたのも、アップデート前に十分な検証を行うのが目的だったとしている。だが、より安定性の高いアプリを提供するために、実際に多様なAndroid端末を使っている多数のユーザーの協力を仰ぐことにしたという。
参加の手順は以下の通り。
Facebookグループは、ユーザーからのフィードバックを共有する場であるとともに、Facebookからの告知の場にもなっている。
Facebookは、Androidのオープン性を評価し、Facebook Homeなどのアプリはそのたまものだとしつつ、すべてのFacebookユーザーに最良の体験を提供するためにこのプログラムを開始したと強調している。
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