「Windows Azure」の「Mobile Services」と「Web Sites」のGA版がリリース

MicrosoftがBUILD 2013で、クラウドサービス構築プラットフォーム「Windows Azure」の2つのサービスのGA版公開と、「Active Directory」を発表した。

» 2013年06月28日 09時11分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Microsoftは6月27日(現地時間)、開催中の年次開発者会議「BUILD 2013」において、クラウドサービス構築プラットフォーム「Windows Azure」の「Mobile Services」と「Web Sites」のGA(General Availability)版を公開したと発表した。

 Windows Azure Mobile Servicesは、Windows AzureをWindows 8、Windows Phone 8、Android、iOSなどのアプリのバックエンドとして使えるサービス。プッシュ配信サービスやユーザー認証機能を実装するアプリを構築・配信できる。

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 Microsoftによると、昨年8月のプレビュー版公開以来、2万本以上のアプリが同サービスで提供されてきたという。

 7月31日までは無料で利用できる。その後の価格は価格表を参照のこと。

 Windows Azure Web Sitesは、Windows Azure上でWebアプリやサイトを構築・提供するためのサービス。ASP.NET、PHP、Node.JS、Python、WordPress、Drupalなどをサポートし、ASP.NET利用者はVisual Studioから直接Webサイトを構築できる。

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 プレビュー段階に33%の割引料金で提供してきた「共有」層と「標準」層の料金は8月1日から普通料金になる。料金については料金表を参照のこと。

 同社はまた、「Windows Azure Virtual Machines」のイメージギャラリーに「SQL Server 2014」と「Windows Server 2012 R2」のプレビュー版を追加した。これらはプレビュー期間中、33%の割引料金で利用できる。

 BUILD 2013ではさらに、Windows Azure向けユーザー認証・クライアント管理サービス「Windows Azure Active Directory」を披露した。現在、クラウドストレージサービスの米Boxなどのサードパーティーとテストしており、ユーザーにシングルサインオン機能を提供しているという。

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