日立ソリューションズ、Microsoft Dynamicsの業種別ソリューションを拡充

欧米市場で展開中の業種別ソリューションを日本向けにローカライズして提供し、日系企業のグローバルでのシステム標準化などを支援するという。

» 2013年07月02日 19時41分 公開
[ITmedia]

 日立ソリューションズは7月2日、マイクロソフトのERP製品「Microsoft Dynamics AX」およびCRM製品「Microsoft Dynamics RMC」の業種別ソリューションを11月から拡充すると発表した。欧米市場で展開中のソリューションを日本向けにローカライズして提供し、日系企業の海外拠点とのシステム標準化などを支援するという。

 同社の米国法人であるHitachi Solutions Americaが2013年4月から提供している業種向けソリューションを、日本市場向けにローカライズして提供。具体的には、製造業/卸小売業/プラント・建設業/不動産業/産業廃棄物処理業/サービス業/石油・ガス業に対し、営業支援や設備管理といった現場向け各種ソリューションなどを提供していく。

photo 山崎英二 専務執行役員

 日立ソリューションズの山崎英二 専務執行役員によると、同社が提供しているMicrosoft Dynamics AXおよびMicrosoft Dynamics CRMの導入/運用保守サービスは、グローバルで170社以上に導入されているという。「欧米市場で獲得したノウハウを日本市場に合わせて提供することで、日系企業の世界の商習慣への対応や、グローバルでのシステム統合などを支援する」と山崎執行役員は話す。

 ローカライズに当たっては、単なる多言語化にとどまらず「米国で主流の業務モデルに“日本の思想”を入れ、日系企業に合うモデルに移していく」(日立ソリューションズの加藤英也氏)という。

photo 日立ソリューションズグループをまたぐ「Global Center of Excellence」という組織を通じ、世界各国で提供しているMicrosoft Dynamics関連製品やサービスの標準化を図る

 同社のMicrosoft Dynamics関連事業の売り上げは2012年実績で約47億円。新サービスの投入を通じ、2013年には100億円を目指す。

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