NEC、省電力性能に優れた1Wayスリムサーバなどを発売

「Express5800/GT110f-S」など3機種を発売。同モデルは省電力性能の「世界最高値」を記録したという。

» 2013年07月04日 13時28分 公開
[ITmedia]
Express5800/GT110f-S

 NECは7月4日、IAサーバ「Express5800シリーズ」の新製品となる1Wayエントリサーバを発売した。新製品は空冷式の「Express5800/GT110f-S」、水冷式の「Express5800/GT110f-S(水冷)」、ラックサーバの「Express5800/R110f-1E」の3モデル。

 このうち「Express5800/GT110f-S」は、コンピュータの標準的な電力効率の比較指標「SPECpower_ssj(R)2008 ベンチマーク」で世界最高値の6488 overall ssj_ops/wattを記録したとのこと。最新のインテル Xeon プロセッサー E3-1200v3製品ファミリーの採用に加えて、同社が培ってきた設計や制御における省電力技術を徹底して製品に取り入れたことにより実現したものだという。

 また同モデルは、最大6台のHDDを搭載して最大7.2テラバイトまで容量を拡張できる。バックアップ転送速度を従来の3.2倍に高速化し、サーバの仮想化や統合によって増加したデータを短時間でバックアップできるようにした。同社は小規模システムで業務アプリケーションサーバやファイルサーバを1台に統合し、仮想化技術による複数の仮想サーバを稼働させる利用に適しているとしている。

 販売価格は「Express5800/GT110f-S」が14万7500円から、「Express5800/GT110f-S(水冷)」が21万円から、「Express5800/R110f-1E」が22万5000円から。出荷開始日は26日の予定。

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