世界中のパートナー企業の中から優れたパートナーを表彰する「Microsoft Worldwide Partner Award」。今年は4社の日本企業が受賞した。
米国・テキサス州ヒューストンにおいて、米Microsoftはパートナー向けの年次カンファレンス「Microsoft Worldwide Partner Conference(WPC) 2013 Houston」を7月7日〜11日の期間で開催している。7月9日早朝には、各国のベストパートナーに贈られる「Microsoft Country Partner of the Year」の受賞企業とメディアとのセッションが行われた。
Microsoft Country Partner of the Yearとは、マイクロソフトのソリューションを顧客に提供し、国レベルで優秀な業績を収めたパートナーに授与されるもの。同社がグローバルで優れたパートナーを表彰する年間アワード「Microsoft Worldwide Partner Award」の1部門に当たる。日本からはNECが選ばれた。
NECは、ハードウェア、ソフトウェア、SI領域、サービスプラットフォーム領域など幅広い分野で30年以上前からマイクロソフトと協業関係にある。直近では、昨年4月に大企業向けのクラウド事業で戦略協業を拡大したほか、同年11月にはプライベートクラウドソリューションサービス「Partner Hosted Productivity Cloud(PHPC)」の契約を締結した。
また、ユーザーとしてもマイクロソフトのソリューションを大規模で活用。グループ全社員14万人を対象にしたコミュニケーション基盤を刷新し、今年6月1日から企業向けコミュニケーション統合システム「Microsoft Lync」を段階的に導入している。既に約1万ユーザーが利用する。「そのうちの4800人分は一気にシステムを置き換えた」と、同社 SI・サービス統括ユニット SI・サービス市場開発本部 主席主幹の藤岡忠昭氏は胸を張る。
その後、場所を移して、Worldwide Partner Awardの各賞を受賞、あるいはファイナリストに選出された日本のパートナー企業7社が日本記者団の取材に応じた。7社は以下の通り。
ダイワボウ情報システムは、「マイクロソフト チャネル契約」または「マイクロソフト OEM ディストリビューター チャネル契約」を結ぶ卸売ディストリビューターパートナーの中で、その取り組みが高く評価された。同社 営業部門統括 専務取締役の安永達哉氏によると、2012年度の売上高全体は4450億円で、PCは245万台に上った。その中の90%以上がWindowsプラットフォームに当たる。ディストリビューターのパートナー企業としては「世界一の規模」(日本マイクロソフト 業務執行役員 コーポレート営業統括本部 統括本部長のマイケル・ダイクス氏)だという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.