旭化成グループ、グループ内の13のERPシステムを統合導入事例

旭化成グループは、ERPシステムを「SAP ERP 6.0」および「SAP HANA」に統合し、保守や運用コストを削減した。

» 2013年07月10日 14時56分 公開
[ITmedia]

 旭化成と旭化成グループが、ERPシステムを「SAP ERP 6.0」および「SAP HANA」で統合し、第1期分の稼働を開始した。システム統合や保守・運用を担当するITホールディングスグループのAJSが7月10日に発表した。

 旭化成グループは、8つの事業会社で計13の独立したSAP ERPを導入。今回の統合は、事業会社をまたがる組織再編対応の迅速化と効率化、保守・運用コスト削減などを目的に、2009年から検討を続けてきた。2011年にシステム構築がスタートしている。旭化成グループでは2015年4月までに順次統合させていく計画で、ERPのデータをビジネスインテリジェンスでも活用するために、「SAP HANA」も導入する。

 第1期は、旭化成グループの持株会社である旭化成と事業会社では最大の旭化成ケミカルズで実施された。多くの製品群、地区、部場を対象として2年間で統合システムを構築し、今年4月に稼働した。

 AJSはERPを中心に、旭化成グループの多様な業務に精通しているといい、今回のプロジェクトを手掛けた。今後は多くの企業のERP構築、保守・運用でも貢献したいとしている。

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