Motorola、声で起動できる新DROID三兄弟を発表

うわさの「Moto X」より一足先に発表された新DROIDシリーズは、48時間持続バッテリーがウリの「MAXX」、厚さ約7ミリの「ULTRA」、コンパクトながらすべての新機能を楽しめる「MINI」の3モデル。いずれも新プロセッサMotorola X8を搭載し、音声起動が可能だ。

» 2013年07月24日 09時42分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Google傘下のMotorola Mobilityは7月24日(現地時間)、Android搭載のDROIDシリーズの新モデル「DROID MAXX」「DROID ULTRA」「DROID MINI」を発表した。モデル名に「RAZR」は入っていないが、それぞれ昨年9月に発表した「DROID RAZR」の3モデルの後継機に当たる。

 米国では米Verizonが独占販売する。同日から予約を受け付けており、8月20日に発売する。価格は2年契約付きでMAXXが299.99ドル、ULTRAが199.99ドル、MINIが99.99ドル。

 droid 1 左から、「DROID ULTRA」「DROID MAXX」「DROID MINI」

 新プロセッサ「Motorola X8 Mobile Computing System」を採用し、8月1日に発表される見込みの「Moto X」にも搭載されるとみられる新機能を備える。

新プロセッサ「Motorola X8」

 droid 2 Motorola X8

 X8は、1.7GHzデュアルコアのアプリケーションプロセッサ、400MHzクアッドコアのGPU、自然言語プロセッサ、コンテキストアウェアコンピューティング(ユーザーの状況を判断する技術)プロセッサで構成されている。

 X8により、Google Glassと同じように、音声で起動できる。「Touchless Control」というこの機能で、「Ok Google Now」と呼び掛けることで端末を起動する。起動の他に、通話発信、ナビの起動、音楽再生なども音声でできる。

 また、端末を2回振るとカメラが起動し、ディスプレイ上をタップすると撮影できる「Quick Capture」機能を搭載。撮影した写真は、「DROID Zap」機能でスワイプするだけで近くにいるDROIDユーザーと共有できる。

 「Active Display」は、プッシュ通知を画面の一部で表示する機能。ディスプレイ全面で表示するよりバッテリーを節約できる。

3モデルそれぞれの特徴

 いずれも筐体の素材はDROIDの特徴であるKEVLARのユニボディで、メインカメラは1000万画素。

 ハイエンドモデルのMAXXの特徴は、48時間というバッテリー持続時間(3500mAhで無線充電に対応)。ULTRAの特徴は7.18ミリという薄さ。バッテリー(2130mAh)以外はMAXXとほぼ同じ仕様になっている。MINIは新機能が楽しめる小型で安価なエントリーモデルで、ディスプレイは4.3インチだ。

 droid 3 左から、KEVLAR素材のユニボディ筐体、音声コマンド待機画面、薄さがウリのULTRA

■新DROIDシリーズの主な仕様

機種名 DROID MAXX DROID ULTRA DROID MINI
OS Android 4.2.2(コードネーム:Jelly Bean) 同左 同左
ディスプレイ 5インチ(1280×720) 同左 4.3インチ(1280×720)
CPU Motorola X8(1.7GHzデュアルコア) 同左 同左
RAM 2Gバイト 同左 同左
ストレージ 32Gバイト 16Gバイト 同左
外部メモリ なし 同左 同左
メインカメラ 1000万画素 同左 同左
インカメラ 200万画素 同左 同左
サイズ 71.2×137.5×8.5ミリ 71.2×137.5×7.18ミリ 61.3×121.25×8.9ミリ
重さ 167グラム 137グラム 130グラム
バッテリー容量 3500mAh 2130mAh 2000mAh
ネットワーク WCDMA/CDMA/GSM/LTE/HSUPA/CDMA EV-DO 同左 同左
カラー 黒・赤 黒・赤
Verizonでの価格 299.99ドル 199.99ドル 99.99ドル

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