京セラドキュメントソリューションズ、グローバルCRMにIBMのクラウドサービスを採用

京セラドキュメントソリューションズは、グローバルで統一したCRMシステム「FOCUS」の構築に、IBMのクラウドサービス「SmarterCloud Enterprise+」を採用した。

» 2013年08月09日 17時46分 公開
[ITmedia]

 京セラドキュメントソリューションズは、グローバルCRMシステム「FOCUS」の構築において、日本企業では世界で初めてIBMのマネージドクラウドサービス「SmarterCloud Enterprise+(SCE+)」を採用した。日本IBMが8月9日発表した。グローバル統一のシステムで一元管理を実現し、生産性向上と販売強化を支援するのが狙いだという。

 京セラドキュメントソリューションズは、ビジネスにおけるドキュメント環境が大きく変化する中で、業務効率の改善に繋がるトータルドキュメントソリューションの提供を目指している。米国、欧州、アジア向けのビジネスをさらに強化してグローバル展開を進めるために、グローバルで統一されたオペレーションによる生産性向上や販売強化を支えるITシステムの構築を求めていた。また、グローバルシステムの構築と運用においては、迅速かつ小規模から始められ、成長に応じて柔軟に拡張できるクラウドシステムの活用も望んでいた。

 FOCUSは顧客管理、販売管理、予測管理、商談管理、マーケティングなどの業務を行うグローバルで統一したCRMシステム。これまで国別に管理していた顧客管理などの業務を、統一されたガバナンスのもとで一元管理できるようになり、迅速かつ最適な顧客対応を実現できるようになった。ビジネス管理の精度も向上するという。また、クラウドシステムを採用したため、海外ビジネスを今後より一層強化する際には、必要に応じて柔軟にインフラを拡充できる。

 その基盤となったIBM SCE+は、クラウド環境とそのサービス管理やセキュリティ機能を提供し、企業の基幹系システムにも対応できるマネージドクラウドサービスとなる。FOCUSでは米国ラーレイやドイツのエーニンゲンにあるIBM SCE+向けのクラウドデータセンターと、国内の既存データセンターを連携して活用、この8月から本格稼働を開始した。

 京セラドキュメントソリューションズは、今回のシステムを活用することにより、販売支援業務の生産性の向上を目指すとしている。

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