Intel、効率的なクラウドデータセンターの実現に向けた最新技術を発表

「Intel AtomプロセッサーC2000」製品ファミリーおよび「Intel イーサネット・スイッチ FM5224」を発表した。

» 2013年09月05日 15時18分 公開
[ITmedia]
Intel Atomプロセッサー C2000(Avoton)

 米Intelは9月4日(現地時間)、「Intel Atomプロセッサー C2000」製品ファミリーおよび「Intel イーサネット・スイッチ FM5224」を発表した。

 第2世代目となる64ビット対応の「Intel Atomプロセッサー C2000」製品ファミリーは、マイクロサーバやコールドストレージ向けSoC(開発コード名:Avoton)と、エントリーレベルのネットワーク機器向けのSoC(開発コード名:Rangeley)となる。いずれも、「Silvermontマイクロアーキテクチャー」をベースに、22ナノプロセス技術に基づく3次元トライゲートトランジスタを採用して開発された初の製品だ。同製品ファミリーは、最大8コア、6〜20ワットのTDP、イーサネットを統合。さらに、前世代製品と比較して8倍となる最大64ギガバイトのメモリをサポートするなどの性能向上を実現している。

 想定用途は、エントリーレベル専用のホスティング、分散型メモリ・キャッシング、Webサービス、コンテンツ配信などの軽量なワークロードであり、これらに最適化された機能とアクセラレータを備えた効率性を実現するという。特にエントリーレベルのネットワーク向けに提供される製品では、インターネットトラフィックにおけるセキュリティやルーティングをさらに効率的にするとしている。また、暗号化処理をハードウェアで実施することで性能を向上させる「Intel QuickAssist テクノロジー」と呼ばれるハードウェアアクセラレーターも搭載し、ルータやセキュリティアプライアンスに最適化している。

 Intel イーサネット・スイッチ FM5224は、Wind RiverのOpen Network Softwareと組み合わせることで、サーバ向けにより高密度で低消費電力なSDNソリューションを提供するという。このソリューションにより、Intel Atomプロセッサー C2000に実装されているインテル・イーサネット・コントローラを補完する。これらの技術を併用することで、データセンター向けのSDNソリューションの構築にも利用できるという。

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