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» 2013年09月25日 13時55分 UPDATE

Oracle OpenWorld San Francisco 2013 Report:DBやJavaも あらゆる企業にクラウドのすべてを (1/2)

イベント史上初となるMicrosoftのパートナー講演に、ラリー・エリソンCEOの講演キャンセルと“珍事”が続いた中、キーノートに登壇したトーマス・クリアン製品開発担当役員がクラウド事業の進ちょくを語った。

[伏見学,ITmedia]

 米Oracleは、カリフォルニア州サンフランシスコで年次カンファレンス「Oracle OpenWorld San Francisco 2013」を開催中だ。イベント3日目となる9月24日(現地時間)、午後のキーノートでちょっとしたハプニングが起きた。

米Oracle 製品開発担当 エグゼクティブ・バイスプレジデントのトーマス・クリアン氏 米Oracle 製品開発担当 エグゼクティブ・バイスプレジデントのトーマス・クリアン氏

 本来であれば、このセッションはラリー・エリソンCEOが再び登場する予定だったが、今月上旬からここサンフランシスコで開催中の国際ヨットレース「America's Cup Final」にエリソンCEOがオーナーを務める「ORACLE TEAM USA」が出場しており、この日の同時間帯にもレースが行われていたため、急遽キャンセルとなった。

 ピンチヒッターとして代わりに登壇した、同社 製品開発担当 エグゼクティブ・バイスプレジデントのトーマス・クリアン氏が、クラウド戦略に関する最新動向を説明した。

 クリアン氏は「5年前にOracleがクラウドに取り組み始めたとき、『果たしてOracleはユーザーを幸せにできるのか』と指摘された。しかし今や1万社以上の企業がOracleのクラウドサービスを採用し、ユーザー数は2億1500万に上る。180カ国で展開し、34言語に対応する。多くのユーザーに幸せをもたらしたと断言できる」と力を込めた。

全方位的クラウドを強化

 現在、Oracleが提供するクラウドは、SaaS、IaaS、PaaSの機能を取りそろえた包括的なクラウドサービス「Oracle Cloud」である。Oracle Cloudは、ストレージやメッセージングなどの機能を持つ「Common Infrastructure Services」を基盤に、サブスクリプションベースで利用できる「Oracle Platform Services」「Oracle Application Services」「Oracle Social Services」で構成される。

 クリアン氏は、このたびOracle Cloudのポートフォリオに新たなサービスを追加したことを発表。具体的には、コンピューティングに関する「Compute Cloud」、ストレージに関する「Object Storage Cloud」、データベース(DB)に関する「Database Cloud」、Javaに関する「Java Cloud」、ビジネス分析に関するに関する「Business Intelligence Cloud」、ドキュメント作成に関する「Documents Cloud」、モバイルに関する「Mobile Cloud」、データバックアップに関する「Database Backup Cloud」、収支管理に関する「Billing and Revenue Management Cloud」、マーケットプレイスに関する「Cloud Marketplace」の10つだ。

 その中の1つ、クラウドサービスやアプリケーションのマーケットプレイスであるCloud Marketplaceは、同社のパートナー企業が開発した100種類以上のビジネスアプリケーションを扱っており、ユーザーは必要なアプリケーションを簡単に検索、評価、購入できる。また、パートナー企業は、Oracle Cloud Platform Servicesを利用することで、アプリケーションを短期間に開発し、「Oracle SaaS」アプリケーションとして公開することが可能だ。現在は、チャネル管理、見込み客の創出、レポート作成、見積書作成、契約管理、報酬管理といったツールが用意されている。「多数のISV企業は自分たちで開発したクラウドアプリケーションをすぐにOracle SaaSに実装できる。大きな機会創出となるだろう」とクリアン氏はメリットを強調する。

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