クラウドストレージ向けデータ保護製品の新版発売、トレンドマイクロ

Trend Micro SecureCloudの最新版ではCloudStackで管理されるストレージにも対応した。

» 2013年09月25日 15時57分 公開
[ITmedia]

 トレンドマイクロは9月25日、クラウドストレージ向けデータ保護ソリューションの最新版「Trend Micro SecureCloud バージョン3.5」を発表した。26日から同社のパートナー企業経由で提供される。

 Trend Micro SecureCloudは、クラウド環境に保存するデータの暗号化と暗号鍵の管理を行うもの。暗号鍵の管理はトレンドマイクロのデータセンターで行い、ユーザーが管理サーバの設置や運用を行う手間が無い。

 最新版ではアマゾン ウェブ サービスの一時領域(Swap/Ephemeral Storage)の暗号化に対応し、より広範なデータ領域を保護できるようにしたほか、仮想サーバのブート領域も暗号化でき、仮想サーバ起動前の不正アクセスによるOSが丸ごと不正コピーされるリスクを回避する。

 またCloudStack(ver3.0以降)のAPIもサポートしたことで、CloudStackで運用されるクラウドのストレージ環境でもTrend Micro SecureCloudによるデータ保護が可能になっている。

 同社は併せて、パブリッククラウドを安全に利用するためのガイドライン「パブリッククラウドのセキュリティ検討ガイド」もWebサイトで公開した(ダウンロードには情報登録が必要)。

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