緊急メッセージサービス「Twitterアラート」開始 東京消防庁などが参加

Twitterが、地震や台風などの緊急な情報をプッシュ通知する新サービス「Twitterアラート」をスタートした。参加組織をフォローすると、その組織が「#alert」ハッシュタグ付きで投稿したツイートがプッシュ通知として表示される。

» 2013年09月26日 08時58分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Twitterは9月25日(現地時間)、緊急メッセージ配信サービス「Twitterアラート」を日本を含む各国で開始した。日本では、警視庁警備部災害対策課、東京消防庁、Tenki.JPなどが配信組織として参加している。

 alert 1

 同社は「公開のソーシャルネットワークによるリアルタイムの広い情報伝達力を利用して、有効な情報をいち早く簡単に拡散できるサービスです。Twitterアラートは、設定をしたすべてのユーザーが受信できます」と説明している。

 参加組織のアラートページ(参加組織リストはこちら)で「アラートを受信する」ボタンをクリックすると、その組織が発信する緊急メッセージがプッシュ通知として届くようになる。なお、このボタンのクリックは組織をフォローすることを意味するので、自分のタイムラインにフォローした組織の通常のツイートも表示されるようになる。

 alert 2 東京都防災のアラートページ

 Twitterアラートはプッシュ通知になる他、一般のツイートと同様にタイムラインにも表示される。タイムライン上では、他のツイートと区別するための警報アイコンやハッシュタグ「#alert」が付く。

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 Twitterアラートの発信側になるには、こちらのページから参加を申し込む。

 Twitterは非常時の連絡手段として草の根的に利用されることが多い。例えば2011年3月11日の東日本大震災では、翌日57万2000の新アカウントが作成され、情報交換に利用されたという。

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