クーポンを印刷したり、スマートフォンでQRコードを読み取ったりせずに、クレジッドカードを使うだけで自動的に利用できるようにするサービスをMicrosoftが試験的に開始した。FacebookやMaster Cardも参加する企業連合「CardLinx」の取り組みの一環だ。
米Microsoftは10月7日(現地時間)、クーポン情報をクレジットカードとリンクさせ、手軽に利用できるようにするサービス「Bing Offers Card-Linked」のテストを地元であるワシントン州シアトルで開始したと発表した。すぐに提供地域を拡大していくという。
「Bing Offers」は同社が4月に米国でβ版を開始したクーポンまとめサービス。Groupon、Living Social、Yelpをはじめとする多数のサービスが発行するクーポンを検索できる。
Bing Offers Card-Linkedは、事前にクーポンを購入しても使うのを忘れてしまったり、条件が複雑で面倒だったりするという問題を解決するものという。
Bing OfferのWebサイトにMicrosoftアカウントとクレジットカード/デビットカードの情報を登録すると、Bing Offerのクーポン情報が登録したカードにリンクされ、クーポン情報がWebサイトやメール、Skype、Bingアプリなどにプッシュ通知される。クーポンを発行しているショップやレストランでカードを使うと、自動的にクーポンが使えるという仕組みだ。
このテストは、同日発表されたクーポンとカードのリンクを推進するための企業連合「CardLinX」の取り組みの一環。
CardLinxにはMicrosoftの他、Facebook、Bank of America、MasterCard、Discover、First Data、LivingSocialなどが参加している。
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