米Yahoo!、減収減益だが「ユーザー数は着実に増加している」とメイヤーCEO

米Yahoo!の7〜9月期決算は、非GAAPベースでも売上高、純利益ともに減少した。月間ユーザー数はメイヤーCEO就任から15カ月で20%増加し、8億人になった。

» 2013年10月16日 15時00分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Yahoo!が10月15日(現地時間)に発表した2013年第3四半期(7〜9月期)決算は、売上高は前年同期比5%減の11億3900万ドル(トラフィック獲得コスト(TAC)などを除くと1%減の10億8100万ドル)、純利益は91%減の2億9700万ドル(1株当たり28セント)だった。2012年第3四半期の純利益にはAlibaba Groupの株式売却に関連する28億ドルの純利益が含まれていた。非GAAPベースの1株当たり純利益は13%減の34セント。

 主力である広告が不調だった。ディスプレイ広告による売り上げは7%減の4億7000万ドル、検索広告による売り上げは8%減の4億3500万ドルだった。

 マリッサ・メイヤーCEOは発表文で、同四半期に投入した多数の新機能や取り組みについて言及し、同氏のCEO就任後、月間ユーザー数が15カ月で20%増加し、8億人になったと語った。同社はこの四半期に1億6300万ドルを投じて8社を買収した。

 marissa 前期に続き、ストリーミングで業績発表を行った

 今後の見通しについては、第4四半期のTACなどを除く売上高を11億8000万〜12億2000万ドルとした。通期では44億〜44億5000万ドルを見込んでいるという。

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