タブレットで設備の点検・管理業務を支援するソリューション、NECが発売

NECとNECフィールディングは、現場作業員がタブレットを活用して作業時の状況や点検結果を入力し、管理者側では入力されたデータを一元的に管理できる「フィールド業務支援ソリューション」を提供する。

» 2013年11月25日 17時25分 公開
[ITmedia]

 NECとNECフィールディングは11月25日、施設管理や防災、介護などの点検業務関連マーケット向けに、タブレットを活用した業務効率化を支援する「フィールド業務支援ソリューション」の提供を開始した。

 フィールド業務支援ソリューションは、現場作業員がタブレットを活用して作業時の状況や点検結果を入力し、管理者が入力されたデータを一元的に管理する。作業者向けのタブレットと管理者のPCに導入するソフトウェア「フィールドマネージャー」、NEC製のタブレット端末「LifeTouch L」「利用環境の基本設計サービス」「テンプレート作成基本サービス」から構成される。

 メリットは、タブレットを利用することで再入力時の手間や転記ミスが無くなり、報告書の作成時間を大幅に短縮できる。これにより、従来は把握が難しかった作業経過やリアルタイムの点検結果、作業データの一元管理が実現し、管理品質の向上を期待できる。

 サービスにはタブレット端末導入時のアカウントの申請、作業テンプレートの作成、キッティング(端末への事前設定等)作業が含まれ、購入後の設定などは不要。短期導入が可能となる。また、MDMサービス「iQQsam SDM powered by OPTiM」との連携により、端末の紛失や盗難におけるリモートからのデータ消去などによって、情報漏えいのリスクを軽減する。リモートアクセス環境を構築すれば、外出先から作業報告以外の社内システムへ接続できるようにもなり、タブレットを活用した業務の一層の効率化にもつながる。

 ソリューションの価格(最小構成時)は83万6900円から。NECとNECフィールディングは今後3年間に3万ライセンスの売上を目指す。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ