東京モーターショーのプレスルームの通信を可視化へ――WatchGuard導入事例

12月1日まで開催中の「第43回東京モーターショー2013」のプレスルームのセキュリティ対策として、1万5000人のメディア関係者が利用する通信の可視化を検証する。

» 2013年11月26日 11時51分 公開
[ITmedia]

 セキュリティベンダーのウォッチガード・テクノロジー・ジャパンは11月26日、東京ビッグサイトで12月1日まで開催されている「第43回東京モーターショー2013(TMS)」のプレスルームのゲートウェイセキュリティに同社のUTM(統合脅威)アプライアンスが採用されたと発表した。

 今回のTMSは11月20日に開幕し、177社180ブランドが出展している。会場を取材するメディア関係者は国内外から約1万5000人が来場する予定で、プレスルームから取材した映像や音声、画像、テキストなどの大容量データを発信しているという。

 ウォッチガードによれば、同社はTMSのプレスルーム向けにセキュリティ製品を供給しており、今回で4回目。今回は最上位のXTM 2520およびXTM 870が投入され、マルウェア対策やスパム対策、Webフォルタリング、不正侵入検知・防御(IPS)、アプリケーション制御などのセキュリティ機能を提供している。XTM 2520の性能は同時接続セッション数で250万接続、ファイアウォールスループットは35Gbpsとなっている。

 併せて同社は、会場でネットワークセキュリティ可視性ツールの「WatchGuard Dimension」の検証も実施し、メディア関係者の各種アプリケーションの利用状況やログなどをリアルタイムに分析して、終了後に事例として結果を報告する予定。

 同社セキュリティストラテジ担当ディレクタのコーリー・ナクライナー氏は、「集中的な大量のネットワーク接続とデータ送受信が行われる環境で、潜在的な脅威を特定するためのモ二タリングを行うことは、記者たちが期待するネットワークパフォーマンスや安定性の維持に加え、サイバー攻撃を心配せずに安心して業務に集中できる環境の提供につながる」とコメントしている。

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