「Xbox One」の製造原価はPS4より90ドル高い──IHS iSuppli調べ

IHS iSuppliの恒例の製造原価分析によると、Microsoftの「Xbox One」の製造原価はソニーのPS4より90ドル高い471ドル。販売価格は499ドルと、PS4同様にハードウェア販売ではほとんど収益が上がらない価格設定だ。

» 2013年11月27日 08時25分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]
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 米Microsoftが11月22日に北米で発売した「Xbox One」の製造原価は471ドルと、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の「プレイステーション 4」(PS4)の製造原価より約90ドル高い──。米調査会社のIHS iSuppliが26日、独自の調査結果を発表した。

 Xbox Oneの米国での販売価格はPS4より100ドル高い499ドル。販売価格と製造原価の差額はPS4よりは大きいが、それでも粗利益は28ドル以下になる。

 パーツとして最も高価なのは、AMD"Jaguar"8コアとAMDのRadeonベースのGPUを搭載するSoCで、IHS iSuppliは110ドルと推定した(PS4のSoCは約100ドル)。次はKinectで75ドル。SK Hynix製のメモリは60ドルと、PS4より約28ドル安い。これは、PS4のGDDR5より古いDDR3を採用しているためという。

 one 2 Xbox Oneの製造コスト内訳(資料:IHS iSuppli)

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