シマンテック、企業向けエンドポイントセキュリティ製品の最新版公開

「Symantec Endpoint Protection」最新版では新OSに対応するとともに、Mac向けの運用機能を強化している。

» 2013年12月06日 15時57分 公開
[ITmedia]

 シマンテックは12月6日、企業向けセキュリティソフトの最新版となる「Symantec Endpoint Protection 12.1.4」の提供を開始した。

 最新版ではMac OS X 10.9 MavericksとWindows 8.1に対応した。また、Mac端末に対するリモートからの配備が可能となり、Javaを使わずにウイルス対策の定義ファイルを管理ツールから直接ダウンロードできるようにした。これによって帯域幅が節約され、クリティカルなイベントが発生した際には即時にアラートが通知されるとしている。

 なお、同社では企業でのMac利用についても注意喚起している。それによれば、iPhone人気を背景にApple製品をビジネスで使うユーザーが増えているものの、Macのセキュリティに関する誤解が根強く残るという。

 これまでMac端末は、Windows PCに比べてあまり普及していないかったことから、Macを狙うマルウェアなどの脅威はWindows PCより少ないとされてきた。しかし、Macユーザーが増加しており、最近では2012年に出現したマルウェア「Flashback」が、世界で60万台のMac端末に感染する騒ぎとなった。

 同社は、「Macは企業の機密情報へのアクセス権を持つ経営幹部が好んで選ぶPCであるため、標的となることが予測される」としている。

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