米国のApple StoreでiBeaconサービスがスタート

Apple StoreアプリをインストールしてBluetoothを有効にしたiOS 7端末を持ってApple Storeの店舗内に入ると、例えば注文しておいたMacのピックアップや店内のキャンペーン情報などがプッシュ通知されるようになる。

» 2013年12月09日 09時03分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Appleが、米国内の254のApple Storeで近距離無線通信「iBeacon」による通知サービスを開始した。米Associated Pressが12月6日(現地時間)、ニューヨーク5番街のApple Storeを取材して報じた。

 apple 5番街のApple Store

 iBeaconは、iOS 7に搭載されるBluetooth Low Energyベースの情報提供サービス。対応するiPhoneまたはiPadのBluetoothとアプリの位置情報サービスを有効にしておくと、iBeaconの発信機に近づくと様々な情報をプッシュ通知する。

 Apple Storeのサービスでは、対応する端末に「Apple Store」アプリをインストールしてiBeaconを有効にし、例えばiPhoneの展示テーブルに近づくと、端末の画面に新iPhoneの紹介や、下取りサービスについての情報が表示される。また、注文しておいたMacが準備できたという告知が注文番号とともに表示され、それを店内の従業員に見せれば製品を持ってきてくれる。

 iBeaconを利用したサービスは既にサードパーティーからの提供が始まっている。日本でもスポットライトが9月に、同社のアプリ「スマポ」をiBeaconに対応させた。

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