Google初のアジア地域データセンター、台湾とシンガポールで始動

アジアでのインターネット人口急増に対応するため、Googleがアジア地域で2つのデータセンターを始動した。これで同社のデータセンターは12になった。

» 2013年12月11日 19時00分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Googleは12月10日(現地時間)、アジア地域に設置した同社としては初の2つのデータセンターが、台湾とシンガポールで始動したと発表した。

 アジアでのインターネット人口急増に対応するためという。同社によると、例えば7〜9月だけで、アジアでは6000万人以上が新たにモバイルインターネットを利用し始め、これはカナダのモバイルインターネット人口のほぼ2倍に相当するという。

 台北から3時間ほど離れた彰化県に建設されたデータセンターは15ヘクタールの広さで、風力タービンも利用する環境にやさしいく高効率なものという。シンガポールのデータセンターより規模が大きく、長期的な投資額は6億ドルに上る見込み。

 asia 1 台湾のデータセンターに設置された風力タービン

 シンガポールのデータセンターは小規模(広さ2.45ヘクタール)で、近隣に小学校や住宅がある町中のビルになっている。

 asia 2 シンガポールのデータセンター

 Googleのデータセンターは、米国に7つ、欧州に3つあり、アジアの2つを加えて12になった。

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