米Yahoo!が、9日に発生したメールサービスの問題について11日になってようやく発表した。問題はまだ完全には解決していない。
米Yahoo!は12月11日(現地時間)、同社のメールサービスのユーザーの一部が9日の夜からアクセスできない状態になっていると公式ブログで発表した。
9日の段階でユーザーがTwitterで問題についてツイートしていたが、正式な発表までに約2日かかったことが物議を醸している。サービスプロバイダーにとってトラブル発生後のユーザーへの迅速な対応と原因説明は信頼性維持のために非常に重要だ。
Yahoo!は一般ユーザーだけでなく、中小企業向けにもメールサービスを提供している。今回のトラブルは企業向けサービスにも影響を与えた。
メールステータスのページによると、太平洋時間の11日午後5時の段階でユーザーのほぼ全員がアカウントにアクセスできるようになったという。受信できていないメールについては今後なるべく早くバックログから送信するとしている。
同社はステータスページでも問題の原因や規模についてあまり詳しく説明しておらず、公式ブログでは「メールデータセンターの1つで発生したハードウェアの問題」が原因としている。
公式ブログの署名は、コミュニケーションプロダクト(Communication Products)担当上級副社長、ジェフリー・ボンフォート氏のものだ。同氏はYahoo!が6月に買収したXobniのCEOだった。
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