大塚商会、中堅・中小企業向けにUCサービスを提供へ

シスコ製品と大塚商会の独自のサポートサービス「たよれーる」をセットにし、主に中堅・中小企業に向けて提供するという。

» 2013年12月12日 16時07分 公開
[ITmedia]

 大塚商会とシスコシステムズは12月12日、中堅・中小企業向けにユニファイドコミュニケーション(UC)ソリューション「UCスタータープラン」の販売で協業すると発表した。シスコは大塚商会向けに小規模からUCを始められるハードウェア/ソフトウェア製品を提供し、大塚商会はシスコ製品に独自のサポートサービス「たよれーる」を組み合わせて提供する。

 UCスタータープランでは「Web電話帳(見つける)」「ビジネスチャット(相談する)」「Web会議(共同作業)」を基本機能として提供する。これらの機能を相互に連携・統合することで、無駄な連絡をなくし、社内のやり取りを円滑にしたり、的確な情報伝達による意志決定の効率化などを実現するという。企業側に設置するハード機器はサーバ1台だけで済む。拡張性も高く、IPフォンや本格的なビデオ会議を導入する際にも相互に連携させることもでき、総合的なUC環境を段階的に構築していける。

 UCに必要なネットワークインフラ・回線は、大塚商会の「たよれーる」の月額サービスで提供する。ファイアウォールや無線LAN、リモートアクセスの仕組みといったネットワークインフラに加え、拠点間通信用の回線やモバイル回線・端末を企業の要望や環境にあわせて提供する。導入後の運用・管理のサポートもハードウェア、回線などすべて大塚商会が窓口となる。

 UCスタータープランの販売価格は、100ユーザーの場合で300万円(税別)から。大塚商会では初年度の目標額を3億円としている。

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