Ford、ミシガン大学と開発した自動運転カーを披露(動画あり)

Ford Motorが、Fusion Hybridベースの自動運転カーの動画を披露した。ルーフに設置した赤外線センサーで取り込んだデータからリアルタイムの3Dマップを生成するのが特徴。

» 2013年12月16日 10時00分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Ford Motorは12月12日(現地時間)、「Fusion Hybrid」ベースの自動運転カーのプロトタイプを披露した。米ミシガン大学および米保険相互会社のState Farmとの共同開発という。

 ford ルーフ上の赤外線センサーが特徴

 同社のビル・フォード会長は「周囲の状況を把握し、相互に接続された自動車は運転をより安全にし、交通渋滞を緩和し、自然環境を維持する助けになる」と語った。

 フォード会長が2012年のMobile World Congressで発表した青写真によると、部分的な自動運転技術や自動車間警告システムなどを段階的に製品に反映させ、2025年以降に完全に自動運転が可能な自動車を発売する計画。

 今回発表されたプロトタイプはルーフ上に取り付けられた赤外線センサー「LiDAR(Light Detection And Ranging)」から取り込んだデータからリアルタイムで周囲の3Dマップを生成し、障害物や他の走行車、歩行者などを検知する。

 lidar 1 LiDARは常に回転しながら周囲360度のデータを収集する
 lidar 2 リアルタイムで生成される3Dマップ

 自動運転カーは米Googleの他、日産やMercedes-Benzなども開発中だ。日産は8月に、2020年までに製品を発売すると発表している。

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