大阪工大、仮想化システム基盤に「Vblock System」を採用導入事例

大阪工業大学は、教育研究系システムの仮想化システム基盤にシスコ、EMC、VMwareらによる「フルコンバージド・インフラストラクチャ」を採用した。

» 2013年12月16日 17時10分 公開
[ITmedia]

 大阪工業大学は、2014年4月から稼働する計画の「教育研究系システム」の仮想化システム基盤に、シスコ、EMC、VMwareが出資するVCEの「Vblock System 320」の採用を決めた。システム構築を担当するネットワールドが発表した。Vblock Systemは、サーバ、ストレージ、ネットワーク、仮想化基盤、運用管理ツールを統合したシステム製品。

 大阪工業大学では大宮キャンパス(大阪市)と枚方キャンパス(枚方市)に、教育・研究向けのネットワーク基盤を構築。各キャンパスでの研究室やゼミ室のネットワーク環境の充実化、また、既設の教育用クライアント端末の老朽化対策のため、仮想デスクトップ基盤(VDI)の構築を検討した。

 ベンダー選定ではシステム管理の工数の大幅削減、長期的にわたる安定運用を重視し、Vblock System 320とした。同製品は検証済みのコンポーネントで構成されており、製品調達、キッティング、ラックへの装着、バージョンアップやパッチ適用を含めた運用サポートなどが一貫して効率的に提供される点などを高く評価したという。新システムは、Vblock System 320を仮想化基盤とするプライベートクラウドと、IIJのIaaS型クラウドサービス「IIJ GIOコンポーネントサービス 仮想化プラットフォームVWシリーズ」によるハイブリッドクラウドで構成されている。

 課題であったサーバ集約とVDI環境は、Vblock System 320による仮想化基盤に構築され、運用管理を効率化している。IIJのクラウド仮想基盤には、Office 365やGoogle Appsなどの外部クラウドサービスを学内のアカウントで使用可能にする外部認証基盤用サーバ、メール関連サーバなどが仮想サーバとして配置され、IIJ GIOのSINET接続オプションにより、学内ネットワークとクラウド上の仮想化基盤をレイヤ2で接続することにより、一元管理ができるようになるという。

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