AppleがSafariとOS X Mavericksの更新版を公開、脆弱性や不具合修正

Mavericksでは日本語キーボード関連の不具合も修正された。一方、Mac OS X 10.6(Snow Leopard)向けのSafari更新版は公開されていない。

» 2013年12月18日 07時30分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 米Appleは12月16日、OS X MavericksとWebブラウザSafariのアップデートを公開し、深刻な脆弱性に対処した。Mavericksでは日本語キーボード関連の不具合も修正している。なお、Mac OS X 10.6(Snow Leopard)向けのSafari更新版は公開されていない。

 Webブラウザの最新版となる「Safari 7.0.1」「Safari 6.1.1」は、OS X Lion v10.7.5、OS X Mountain Lion v10.8.5、OS X Mavericks v10.9の各OSに対応する。

 脆弱性は2種類あり、自動入力機能を通じてユーザー名やパスワードが別のドメインのWebサイトに入力されてしまう問題と、WebKitに存在する8件のメモリ破損問題が修正された。WebKitの脆弱性は、細工を施したWebサイトを使って悪用された場合、アプリケーションが突然終了したり、任意のコードを実行される恐れがある。

 Safari 7.0.1は、OS X最新版となる「OS X Mavericks v10.9.1」に含まれる。Mavericks v10.9.1ではセキュリティ問題以外にも、日本語キーボードで過去に使った言語が維持されてしまう不具合が修正された。また、OS X MailでのGmailサポート改善やGmail設定をカスタマイズしている場合の不具合修正など、安定性や互換性の向上が図られている。

 一方、Snow Leopard向けのSafari 5については、今回のアップデートの対象にはならなかった。これについて、AppleがSnow Leopardのサポートを打ち切ったのではないかとの見方も出ている。

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