LG、Chrome OS搭載オールインワンデスクトップ「Chromebase」を発表

LG Electronicsが、GoogleのChrome OS搭載のデスクトップPCを発表した。21.5インチディスプレイ一体型で、HDMI入力端子を備える。

» 2013年12月18日 13時02分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 韓国LG Electronicsは12月18日、米Googleの「Chrome OS」を搭載するデスクトップPC「Chromebase」を発表した。来年1月7日から米ネバダ州ラスベガスで開催される「2014 International CES」で披露する。価格はまだ発表されていない。

 chrome

 Chromebaseは、21.5インチのフル高精細(1920×1080)IPSディスプレイにCPU、メモリ、ストレージが搭載されており、キーボードとマウスが付属する。プロセッサは米IntelのCeleronで、メモリは2Gバイト、ストレージ(iSSD)は16Gバイト。130万画素のWebカメラと、ステレオスピーカーも備える。4つのUSBポート、LANポートの他にHDMIの入力ポートが付いており、他のPCのディスプレイとしても利用できるようだ。

 LGは「LG Chromebaseは家庭だけでなく、学校、ホテル、コールセンターなどの企業にも広く受け入れられるだろう」としている。データの保存だけでなく、アプリもすべてクラウド上で稼働するChrome OS搭載端末はシンクライアントといえるので、企業や教育機関での採用を期待しているようだ。

 Dellが先日発表したChromebookも教育市場を主要ターゲットとしている。

 Chrome搭載PCはこれまで、韓国Samsung Electronics、米Hewlett-Packard(HP)、中国Lenovo(現在は販売していない)、台湾Acer、米Dellが発売しており、Googleは東芝、ソニー、Asusも参入すると発表している。また、Google自身もオリジナルChromebook「Pixel」を販売している。デスクトップPCとしては、Samsungが発売した「Chromebox」がある(現在は販売されていない)。

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