FacebookやDeNAが類似アプリで追随する人気消滅動画投稿アプリ「Snapchat」に、1日に1本だけリプレイできる機能や投稿に移動速度や気温を表示する機能が追加された。
開封後数秒で消える動画メッセージングアプリSnapchatを手掛ける米Snapchatは12月21日(現地時間)、iOSおよびAndroid向けアプリをアップデートし、1日に1本だけ2回再生できる機能などを追加した。
Snapchatの最大の魅力は、1度閲覧すると投稿が自動的に削除され、ネット上に拡散する恐れがないことだ。この手軽さが受けて若者の間で急激に広まった。
今回追加された「Replay」機能は、1日(24時間)当たり1本だけ、セカンドチャンスがあるというもの。例えばうっかり音声なしで再生してしまった動画などを見直すことができる。2度めの再生は、動画リスト上でもう1度見たい動画を長押しすると表示されるウィンドウで「Replay」をタップする。
なお、Replayを含むすべての新機能はデフォルトでオフになっており、[Settings]の「Additional Services」の「Manage」をタップして開くページで有効にする必要がある。
新しい2種類のフィルター機能も追加された。「Smart Filters」は、撮影中の移動速度(最初に表示したときに「運転中はSnapしないでね」と表示される)、温度、時間を画面に追加できる。「Visual Filters」は、モノクロにしたり色調を変えるフィルターだ。いずれも撮影後に画面を左右にフリップすることで選択する。
この他、暗い所で自分撮りするときにフラッシュをたける「Front-Facing Flash」や、「Best Friends」メニューに表示する友達の数を7人に増やせる機能などが追加された。
Snapchatは月間アクティブユーザー数などを公式に発表していないが、6月の増資の時点で1日当たりの投稿数は2億件を超えると発表している。2012年11月には米Facebookがほとんど同じ機能を持つアプリ「Poke」を、最近ではDeNAが開封後数秒で画像が消える「5sec snaps」を公開した。
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