成長・発展にいざ挑戦、ICT各社のトップが新年に込めたメッセージ2014年スタート(3/6 ページ)

» 2014年01月06日 12時54分 公開
[ITmedia]

レッドハット 廣川裕司代表取締役社長

 2013年の日本のIT市場でオープンソースソフトウェア(OSS)は、クラウド・仮想化の追い風に支えられ、大きな市場拡大を遂げた。2014年は、OSSがさらに本格的に普及する年になるだろう。その中で当社は、3つのテーマ「ビッグデータの活用」「100%クラウドレディなソリューション」「データセンターの刷新とコスト削減」でエンタープライズ企業の攻める経営・事業成長や、政府官公庁のIT革新を支えていく。

日本テラデータ 吉川幸彦代表取締役社長

 消費増税を控えて国内景気に慎重な見方もあるが、アベノミクス効果による景気回復が軌道にのる予感が高まっているのは、昨年との大きな違いだ。このような経済環境下で、企業間競争を勝ち抜くためには、今まで以上にビッグデータを含めたデータ分析をビジネスに最大限活用することが求められている。次世代のデータ分析は、ビッグデータ分析から得られる新しい知見と既存の分析から得られる知見を組み合わせることが重要であり、また一握りのデータサイエンティストだけが限定的に活用すべきものではなく、企業のあらゆる部署にわたる利用者の多様性に十分に対応できる容易性と柔軟性が必要。当社はお客様のビッグデータを含めたデータ分析でのビジネス活用を支援し、競争力強化に貢献していく所存だ。

SAS Institute Japan 吉田仁志代表取締役社長

 企業のIT投資はTCO削減からROI向上へと変わり、また単なるバズワードとしてのビッグデータよりもリアルな価値の創造へと発展する段階に来ている。2014年は企業が本格的にアナリティクスで戦略を展開していく。過去のデータ分析のみに留まるBIの限界を超え、アナリティクスを使ったBAに統合進化させる動きは加速する。政府機関が提供するオープンデータの活用、オープンデータとビッグデータを組み合わせた活用など、さらにアナリティクスの可能性が拡がる年になるだろう。

シトリックス・システムズ・ジャパン マイケル・キング代表取締役社長

 国内の経済状況および社会情勢は著しく変化し、ITの世界もPCからクラウド、モバイルデバイスの導入が進んだ。この動向は今年も継続し、今後より多様なモバイルデバイス、OS、アプリケーションの企業利用が進んでいく。企業や組織がより戦略的にエンタープライズモビリティを推進し、ビジネスでのモバイル化の傾向がさらに加速していくものと期待される。当社もビジョンと革新的な技術に基づくソリューションを日本のお客様に提供し、日本企業のワークスタイルの革新およびビジネスの成長に貢献していく所存だ。

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