AppleとSamsung、米カリフォルニア州での特許裁判で両社CEOが調停へ

AppleとSamsungがサンノゼの裁判所で係争中の特許裁判で、3月に予定されている次回審理の前に両社のCEOが参加する調停を実施することが明らかになった。

» 2014年01月09日 14時37分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Appleと韓国Samsung Electonicsがカリフォルニア州北部連邦地裁で争っている特許裁判で、両社のCEOが調停に参加する。1月8日付の裁判文書(リンク先はPDF)で明らかになった。

 文書によると、これは1月6日に両社の法務担当者が和解の可能性を模索するために話し合って決定したことという。2月19日までにAppleのティム・クックCEOとSamsungの權五鉉(クォン・オヒョン)CEOが社内の弁護士を同行して協議する。「重要な争議を解決した経験を持つ調停人」を採用することで合意したという。

 この裁判では、AppleがSamsungにiPhoneなどの特許を侵害されたとして損害賠償を求めている。昨年11月の再審理の段階で、Samsungに合計9億3000万ドルの倍賞支払いが命じられている。この裁判の次の審理は3月に始まる予定だ。

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