Amazon.comの10〜12月期決算は売上高が20%増の256億ドル、純利益は146%増の2億3900万ドルだったが、いずれも予測は下回った。
米Amazon.comが1月30日(現地時間)に発表した第4四半期(10〜12月)決算は、売上高が前年同期比20%増の255億9000万ドル、純利益は146%増の2億3900万ドル(1株当たり51セント)だった。売上高は過去最高だったが、アナリスト予測の260億6000万ドルには届かなかった。純利益もアナリスト予測の66セントを下回った。
総営業コストは20%増の250億7700万ドル。従業員数は33%増の11万7300人だった。
事業別の売上高は、書籍や映画などのコンテンツを扱うメディア部門が11%増の72億2700万ドル、電化製品および雑貨部門(Kindle端末を含む)が23%増の171億2600万ドルだった。同社はホリデーシーズンの売上高は過去最高で、クリスマス直前にAmazonプライム会員が100万人を超えたとしている。
Amazon Web Services(AWS)を含むその他の部門は50%増の12億3400万ドルだった。
通年では、売上高が前年比22%増の744億5000万ドル、純利益は2億7400万ドル(1株当たり59セント)だった。前年は3900万ドルの赤字だった。
今後の見通しについては、2014年第1四半期の売上高を前年同期比13〜24%増の182億〜199億ドル、営業損益を、マイナス200万〜プラス200万ドルと予測した。
業績発表後の電話会見でトム・スクータックCFO(最高財務責任者)はPrimeの年会費を来年にも20〜40ドル値上げすることを検討していると語った。配送費の増大が理由という。
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