コムテック、仮想サーバのバックアップシステムを刷新 所要時間を10分の1に導入事例

コムテックが仮想サーバ向けバックアップ/遠隔レプリケーションシステムを「EMC Avamar」で刷新。重複排除によって保存データ量を縮小し、バックアップ所要時間を10分の1に短縮したという。

» 2014年02月04日 14時21分 公開
[ITmedia]

 BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)事業を手掛けるコムテック(東京都港区)は、仮想サーバ向けバックアップ/遠隔レプリケーションシステムを刷新し、保存データ量の縮小やバックアップ所要時間の短縮を実現した。システムを提供したEMCジャパンが2月3日に発表した。

 各種受託業務を手掛けるコムテックは、案件ごとに分かれていたシステム環境をVMwareによる仮想化基盤に集約する取り組みを行ってきた。これによりコスト削減などを実現した一方、大量の仮想サーバをどのようにバックアップするかが新たな課題となっていたという。

 従来は市販ツールを用いてテープベースのバックアップ運用を行っていたが、バックアップ失敗の頻発やバックアップ時間の長時間化が課題になっていた。そこで今回、EMCの重複排除バックアップアプライアンス「EMC Avamar」を導入。バックアップ取得の安定性が向上したほか、重複排除により保存データ量を元データの10分の1程度に縮小し、バックアップ所要時間を従来比で10分の1に短縮できたとしている。

 コムテックはAvamarの採用理由として(1)遠隔地レプリケーションが可能で、異なるサイト間でのリストアが簡単に行える点、(2)回線の帯域幅が十分でなくても確実にデータ転送を行える点、(3)仮想サーバのディスクイメージをバックアップできる点、(4)Windows用とLinux用のエージェントが用意されている点、(5)いつでもリストア可能な状態を保つことができる点、(6)高速かつ重複排除率も高い点――などを挙げている。

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