「外部への不審な通信」に対処する新サービス、日本IBMが提供へ

セキュリティ運用監視サービスを強化し、侵入防御システム(IPS)を利用して組織内から外部への不審な通信を検知したり、通信内容を把握したりできるようにする。

» 2014年02月04日 16時22分 公開
[ITmedia]

 日本IBMは2月4日、セキュリティ対策の運用監視サービス「IBM Managed Network Security Services」において、組織内から外部への不審な通信に対処する新たなサービスを提供すると発表した。提供開始日は4月1日の予定。

 新たなサービスでは同社の「次世代IPS」製品となる「IBM Security Network Protection XGS シリーズ」を利用し、利用企業のネットワークにおける脅威の監視と対策を提供する。利用価格は「IDS/IPS監視サービス Selectグレード」の場合で月額29万4300円(税別)。

 XGS シリーズを利用することで例えば、Active Directoryなどのディレクトリサービスと連携させ、検知した攻撃とユーザー情報の関連付けを行って詳しい情報を利用企業に通知し、迅速な対応がとれるようになる。また、SSLによる暗号化通信をIPS単独で復号して通信内容を解析できるほか、同社の脅威情報などを活用してマルウェアに感染したコンピュータとサイバー攻撃者の指令(コマンド&コントロール)サーバとの通信を発見できる可能性が高まる。

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