クリエーター人材を活用するクラウドサービスを導入――バンダイナムコスタジオ導入事例

バンダイナムコゲームスの企画・開発部門を分社化したバンダイナムコスタジオは、約1000人のキャリアやスキルを見える化する目的で、クラウド型の人材管理サービスを採用した。

» 2014年02月18日 14時23分 公開
[ITmedia]

 バンダイナムコゲームスの企画・開発部門を分社して2012年に設立されたバンダイナムコスタジオが、約1000人の従業員のキャリアやスキルを“見える化”する目的で、クラウド型の人材管理サービスを導入した。同サービスを提供するNECが2月18日に発表した。

 バンダイナムコスタジオは、家庭用や業務用ゲームのほか、映像や音楽などのエンターテインメントコンテンツ制作を手がける企業。従来の人材管理システムでは営業職などの仕組みをベースにしていたが、クリエーターなど制作関連職では適用が難しい部分があったことから、新たな人材管理の仕組みを取り入れたという。

 同社が採用したのは、独SAP子会社のSuccessFactorsが開発するサービスをベースに、NECが「Cultiiva Global/HM」の名称で提供するサービス。NECは同サービスを自社でも導入している。

サービス概要

 バンダイナムコスタジオは、同サービスのうち人材に関する基本情報・経歴情報などを一元管理して、キャリアやスキルの詳細を見える化する「社員プロファイル」機能と、評価プロセスの定義や目標に対する評価のフィードバックを行う「目標・評価管理」機能を利用する。これによって、社内の最適な人材を選出したプロジェクトチームの編成を可能にし、業務機会の増加によって従業員のスキル向上にも効果がみられているという。また、評価のプロセスや根拠を従業員へ具体的に示すことにより、モチベーションの向上や成長促進につながっているとしている。

 同社では2月から新卒採用時の人材情報管理や選考過程の進捗管理などを行う「採用管理」機能も利用。従業員に対して適正な報酬を分配するための「報酬管理」機能も加えるなど、利用範囲を拡大させる予定。

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