明治学院大、学生の入試から就職までの情報を分析するデータ活用基盤を構築導入事例

明治学院大は、学生の入試から就職までの情報を横断分析するデータ活用基盤を構築。教育サービスの強化や学生の生活・学習支援の拡充を図る。

» 2014年02月18日 18時03分 公開
[ITmedia]

 明治学院大学は、学生の入試から就職までの情報を横断的に分析するデータ活用基盤を構築し、2013年4月に稼働を始めた。分析ソフトを提供したウイングアークが2月18日に発表した。

 構築したのは、ウイングアークのビジネスインテリジェンス(BI)ソフト「MotionBoar d」「Dr.Sum EA」、BIコンサルティングサービスで構成されるデータ活用基盤。明治学院大は、データ分析結果に基づく教育方法の改善や制度の見直しなどを目的にシステムを構築したという。

 新システムでは、学生の出身地域、出身高校、入試制度、履修内容、留学、所属サークル、TOEFLスコア、就職先業種――など約120項目のデータを保存、分析する。明治学院大は、これまで感覚や経験に頼って判断していた学生の傾向を客観的事実として可視化できるようになったという。さらに、システム稼働後は「教室の稼働状況」など学生情報以外の分析も実施している。

 明治学院大は新システムの構築に当たり、(1)製品、サービスの実績、(2)表現力の高いレポーティング機能、(3)ITの専門家でなくとも直感で操作できる点――などを評価してウイングアーク製品を採用したという。今後は、学生が所有しているICカードなどから得られるデータから図書館の滞在時間などの動向も分析し、有効な施策に生かしたいとしている。

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