レッドハット、データ統合プラットフォーム「JBoss Data Virtualization 6」を提供

レッドハットは、企業内に散在するさまざまな大規模データを統合し、迅速なデータアクセスを可能にするデータ統合プラットフォーム製品「JBoss Data Virtualization 6」の提供を始めた。

» 2014年02月20日 15時56分 公開
[ITmedia]

 レッドハットは2月20日、企業内に散在するさまざまな大規模データを統合し、迅速なデータアクセスを可能にするデータ統合プラットフォーム製品「JBoss Data Virtualization 6」の提供を始めた。

 同製品はビッグデータをはじめ、さまざまな社内情報を活用するための機能を搭載。具体的には、データを抽象化する「仮想データモデル」という仕組みにより、ユーザーは企業内データの複雑な構造や存在場所などを細かく把握していなくても、必要なデータに一元的にアクセスできるという。

 同社によれば、データ分析で一般的に用いられるBI(ビジネスインテリジェンス)関連ツールなどから散在するデータにアクセスするのは難しく、そのため分析スピードに支障をきたすケースもある。昨今注目されているビッグデータ分析でもこの点が課題となっているという。

 JBoss Data Virtualizationは、マスターやトランザクションなどのデータにリアルタイムでアクセスできる統合ビューを提供する。またデータ仮想化によってデータアクセス制御が集中化されるので、コンプライアンス強化も実現できるという。最新版では、Hadoop、NoSQLデータベース、Red Hat JBoss Data Grid、およびMongoDBのテクニカルプレビューをデータソースとしてサポートしており、ビッグデータとクラウドデータを統合できるようにした。さらに、ダッシュボードによるレポート作成機能やデータ視覚化機能も強化したという。

 JBoss Data Virtualization 6は、JBoss Data Virtualizationシリーズを利用しているユーザーであればRed Hat JBoss Data Servicesのサブスクリプションを通じて利用できる。

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