SSD市場の2017年までの平均成長率は39.2% IDC予測

IDC Japanは、SSDに代表されるフラッシュ技術を利用したI/O intensiveストレージの2017年までの平均成長率を39.2%と予測している。

» 2014年02月21日 14時44分 公開
[ITmedia]

 IT調査会社のIDC Japanは2月21日、「国内エンタープライズストレージシステム(外付型と内蔵型の合計)市場のメディアタイプ別売上額予測」を発表した。SSDなどフラッシュ技術を利用したI/O intensiveストレージの2013年の売上額は前年比75.4%増の112億1600万円が見込まれる。また、I/O intensiveストレージの2012年〜2017年の年間平均成長率は39.2%、売上額は2017年に334億3800万円に達すると予測している。

 IDC Japanでは、エンタープライズストレージシステムのメディアタイプを、Performance optimized(FC、SASのインタフェースを持ち、回転数が1万回転以上のHDDを搭載したシステム)、Capacity optimized(SATA、SASのインタフェースを持ち、回転数が7200回転以下のHDDを搭載したシステム)、I/O intensive(フラッシュなどのソリッドステートストレージを搭載し、主に高速なリード/ライトが必要とされる用途で利用されるシステム)の3つに分類し、今回それぞれの市場分析を実施した。

 IDC Japanは、高いI/O性能を特徴とするフラッシュストレージの普及が本格化した背景として、Web、OLTPアプリケーションなどの活用や仮想化環境の普及で、従来に増して高いストレージI/O性能を求める需要が拡大していることを挙げている。

photo 国内エンタープライズストレージシステム(外付型と内蔵型の合計)市場のメディアタイプ別売上額予測:2012年〜2017年(出典:IDC Japan)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ