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» 2014年02月25日 14時55分 UPDATE

間もなく稼働開始へ:Azureのデータセンターを埼玉と大阪に開設 マイクロソフト

日本マイクロソフトはWindows Azureの日本データセンターを2カ所に開設、2月26日から本格稼働を始める。

[伏見学,ITmedia]

 日本マイクロソフトは2月25日、同社のクラウドサービス「Windows Azure」の日本データセンターを東日本(埼玉県)と西日本(大阪府)に開設し、2月26日午前0時から本格稼働を開始すると発表した。

2月25日の記者説明会で国内データセンターの稼働開始を発表する日本マイクロソフトの樋口泰行社長 2月25日の記者説明会で国内データセンターの稼働開始を発表する日本マイクロソフトの樋口泰行社長

 既に昨年12月から試験的な運用を始めており、スクウェア・エニックスやJTB、トヨタメディアサービスなど36社が早期利用プログラムに参加した。また現時点で、ローンチパートナーは120社以上、関連ソリューションは300以上、専門エンジニアは5000人を超えるとしている。

 日本国内にデータセンターを設置することで、ユーザーにとって具体的にどのような利点があるのか。日本マイクロソフトの樋口泰行社長は「当社の国外データセンターと比べてレイテンシーが3倍以上も改善されるため、リアルタイム性が要求されるアプリケーションの利用も可能だ。加えて、国内だけでデータ保持や災害対策を実現できる」と力を込めた。これまで日本のユーザー企業の多くは、シンガポールや香港にあるMicrosoftのデータセンターからクラウドサービスの提供を受けていたため、少なからずデータ通信の遅延などが生じていたという。

樋口泰行社長 樋口泰行社長

 ユーザーのクラウド導入もサポート。無償相談窓口「Cloud Direct」を設けるほか、有償で既存環境からの移行支援サービスや日本語による24時間の障害サポート体制を構築するなど、パートナー各社と協力してユーザーをトータルサポートしていく。

 Microsoftのクラウドビジネスにおいて特にターゲットとする顧客が、オンプレミスとクラウドを組み合わせたハイブリッド環境でシステム基盤を構築するような企業だ。IT調査会社の米IDCによると、2020年になっても世界の大企業2000社のうち8割が、ITシステムの半分以上をオンプレミスで保有するという予測がある。Microsoftでも今後数年間は企業においてハイブリッド環境でのITシステム活用が続くと見ている。

 「Microsoftはオンプレミスの時代から企業のITシステムを支えてきた。クラウド専業ベンダーとは違うのだ」と樋口氏は胸を張った。

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