富士通、グループ200社11万人のコミュニケーション基盤統一を完了

富士通は国内グループ各社が利用するコミュニケーション基盤を統一し、システム運用コストや出張コストを削減したという。

» 2014年03月03日 16時12分 公開
[ITmedia]

 富士通は3月3日、国内グループ約200社11万人が利用するコミュニケーション基盤を統一したと発表した。

 新システムでは、スマートフォン/タブレットの活用や、メール/ポータルを中心とするコミュニケーション機能、音声/ビデオ会議、ソフトフォン、SNS、社内動画配信/共有などの機能を搭載。同社はシステム統合を通じて運用コストを従来比で約50%削減したほか、出張コストも最大約20%削減したという。

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 富士通は2012年1月からコミュニケーション基盤の統一に取り組んでおり、国内のほか欧州、北米、中国・APACでもシステム統合を進めている。2014年度中にはグローバルでグループ約500社17万人が利用するシステムの統一が完了する予定だ。

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 富士通は今回の自社導入で得られたノウハウを、7つのサービス/製品として顧客向けにも提供している。具体的には、コミュニケーション基盤構築の企画から設計、導入運用までをトータルで支援するという。同社はこのサービスの提供を通じ、今後3年で約1000億円の受注を目指す。

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