ミツカンが情報系システムを刷新、処理時間は12分の1に

経営情報を分析・整理する情報系システムに、富士通にUNIXサーバなどが採用された。

» 2014年03月28日 12時40分 公開
[ITmedia]

 食品メーカーのミツカンが情報系システムを刷新した。システム製品を提供している富士通が3月28日に発表している。

 新情報系システムは、基幹システムの販売実績データと連携してミツカンの国内売上や利益などの定量的な業績情報を収集・一元管理するという。営業や経営管理部門なども約1000人が利用しているといい、営業は日々、「商品・顧客・組織」の3つの軸で売上などの業績情報を確認している。

 システム構成はUNIXサーバの「SPARC M10」やフラッシュカード、ストレージの「ETERNUS DX 100 S3」など。性能向上で、例えば営業情報の検索時間が6秒から0.5秒(最大12分の1)に短縮されるなど、業務プロセスの効率化が図られるほか、多様なデータ分析などの情報活用ができるようになったという。

刷新された情報系システムの構成概要(富士通より)

 ミツカンは、1月に新中期経営計画を発表し、アジア、北米、欧州でのビジネス展開を掲げる。情報系システムではデータ量の増加に伴って処理時間が延びるなどの課題を抱えており、新中期経営計画の観点からもシステムを刷新する必要があった。

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