日本HPが統合型システムを刷新、4シリーズを展開

新たに展開する「HP ConvergedSystem」ではサーバ仮想化、クラウド基盤、ビッグデータ、仮想デスクトップ向けの4シリーズをラインアップする。また、クラウド基盤管理ソフトもリニューアルした。

» 2014年04月17日 11時45分 公開
[ITmedia]

 日本ヒューレット・パッカードは4月17日、統合型アプライアンスシステムの新製品「HP ConvergedSystem」と、クラウド基盤管理ソフトウェア「HP CloudSystem」を発表した。

 HP ConvergedSystemは、サーバ仮想化、クラウド、ビッグデータ、モバイル対応の仮想デスクトップの4つのワークロードに最適化したシステム製品。それぞれのワークロードに合わせてサーバやストレージ、ネットワーク、アプリケーションが統合されており、最短1日での発注と30日以内の納品を実現するとしている。

 製品ラインアップと概要は次の通り。

シリーズ名 概要 製品名 税別価格
for Virtualization サーバ仮想化に必要な機能を日本HPでの実証済みのベストプラクティス構成で提供。従来の購入方法に比べて約28%TCOを削減する。ゲストOS数が300程度および1000程度までと、それ以上の大規模環境にも対応 HP ConvergedSystem 300 2542万6600円から
HP ConvergedSystem 700 6792万600円から
HP ConvergedSystem 700x
for Cloud ConvergedSystem 700xをベースにHP CloudSystemを搭載し、ハイブリッドクラウド環境を実現。主要なバブリッククラウドへのバースティングに対応 - -
for Big Data ビッグデータを高速に分析、処理するためのインメモリDB、SQL、Hadoopなど各種アプリケーション向けに最適化されたシステム HP ConvergedSystem 500 for SAP HANA 1225万4000円から
for Mobility リモートデスクトップ環境に最適化。規模や性能に合わせて柔軟にシステムを拡張できる。 HP ConvergedSystem 100 for Hosted Desktops 1526万5000円から

 クラウド基盤管理ソフトのHP CloudSystemは、OpenStackベースの同社OS「HP Cloud OS」を採用し、中核機能を刷新した。APIもOpenStackベースとなる。ラインアップは「Foundation」(税別12万1000円から)と、HP Public CloudやAmazon Web Services、Microsoft Azureなどパブリッククラウド連携が可能な「Enterprise」(同36万8000円から)の2つ。

 各製品は同日から販売を開始した。

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