MicrosoftがDellとのクロスライセンス契約締結に続けて、Motorola Solutions(Google傘下だったMotorola Mobilityではなく)ともAndroidおよびChrome製品に関するライセンス契約を結んだ。
米Microsoftは4月21日(現地時間)、米Motorola Solutionsと特許ライセンス契約を結んだと発表した。Motorola Solutionsが製造・販売する米Googleの「Android」および「Chrome OS」を採用する製品について、Microsoftが特許使用料を受け取る。金額などの契約の詳細は公表されていない。
Motorola Solutionsは、2011年に実施されたMotorolaの会社分割で生まれたネットワークインフラやSTBなどの製造販売を行う企業。Motorolaの携帯電話事業はMotorola Mobilityとなり、米Googleが2012年5月に買収し、2014年1月に中国Lenovoに売却を発表した。
Motorola MobilityもAndroid製品を製造販売しているが、Microsoftとこのような契約は結んでいない。Lenovoも同様だ。
Microsoftはこれまで、Samsung、HTC、Acer、オンキヨー、Barnes & Noble、LG Electronics、ニコン、DellなどとGoogle関連製品のライセンス契約を結んでいる。米Goldman Sachsによると、Microsoftはこうしたライセンスにより、Android端末1台当たり3〜6ドルを獲得しているという。
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