GoogleとIntel、Bay Trail搭載など多数の新Chrome端末を発表 販売地域拡大も

東芝、Lenovo、ASUSTeK、Acerから今夏Bay Trail搭載のChromebookが発売される。また、向こう数カ月中に販売地域に9カ国が追加される計画だ。

» 2014年05月07日 10時47分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Googleと米Intelは5月6日(現地時間)、Chrome OSに関連するイベントを開催し、初のBay Trail(コードネーム)搭載端末などを発表した。

 2013年下期の段階では、Chrome OS搭載端末のOEMはAcer、ASUSTeK、Hewlett-Packard(HP)、東芝の4社だったが、2014年下期にはDell、Lenovo、LG Electronics、HEXA、CTLが加わり、20種類のモデルがそろうという。

 chrome 1 Samsung Electronicsの名前はない

 Bay Trail搭載端末はLenovo、東芝、ASUSTeK、Acerから今夏に発売される。Bay Trail搭載端末の特徴としては、バッテリー持続時間が11時間以上で、空冷用のファンが必要ないので従来より薄く、軽くなり、IEEE 802.11acをサポートする。

 Lenovoは279ドルの「N20」と329ドルの「N20P」という2モデルを発表。いずれもディスプレイは11.6インチ(1366×768)で厚さは17.99ミリ以下、重さは1.4キロ以下。4コアのCeleronを搭載し、RAMは4Gバイト、ストレージは16Gバイト。N20Pのディスプレイはタッチ対応で、キーボードは300度回転する。

 chrome 2 Lenovo N20(左)とN20P(右)

 また、DellとAcerは、第4世代Core i3搭載の新Chromebookを発売する。Dellは昨年12月に発表した「Chromebook 11」の、Acerは昨年10月に発表した「C720」のCore i3搭載モデルを用意する。いずれも現行モデルのプロセッサはIntel Celeron 2955Uだ。

 LG Electronicsが昨年12月に発表したオールインタイプの「Chromebase」を今月米国で発売する。21.5インチのフル高精細(1920×1080)IPSディスプレイにCPU、メモリ、ストレージが搭載されており、キーボードとマウスが付属する。プロセッサは米IntelのCeleronで、メモリは2Gバイト、ストレージ(iSSD)は16Gバイト。価格は349.99ドルだ。

 Chrome OS搭載端末は日本ではまだ発売されていない。イベントでGoogleの担当者は、向こう数カ月中に9カ国を販売地域に加える計画と語ったが、日本が含まれるかどうかは不明だ。

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