OpenStackとはどのようなものか。VMware vSphereとの比較で考えるのが手っ取り早い。2013年11月のOpenStack Summit Hong Kongで両者の発想の違いを分かりやすく解説したプレゼンテーションの内容をお届けする。
一般企業でOpenStackに興味を持つ人は多い。この人々の持つ最大の疑問は、OpenStackはVMware vSphereに代わる企業ITインフラの基盤になり得るのかということにある。これについて、OpenStackが競合するのはVMware vSphereではなくvCloud Directorだと言う人がいるが、それでは上記の疑問に答えていることにならない。そう主張するのであれば、OpenStackとvCloud Directorはどこが同じで、どこが違うのかを言えなければならない。
OpenStackをVMware vSphere/vCloud Directorとどのように比較するにしても、前提として知らなければならないことがある。それはOpenStackとVMware vSphere/vCloud Directorの間には、根本的な発想(アーキテクチャ)の違いがあるということだ。これはOpenStackあるいはVMware vSphere/vCloud Directorにどのように関わっている人でも、認めなければならない点だ。
以下では、2013年11月に香港で開催されたOpenStack Summit 2013 Hong Kongで、ラックスペースのオープンクラウドアーキテクトであるケネス・フイ 氏とヴイエムウェアのエンジニアリングアーキテクトであるスコット・ロウ氏が行ったプレゼンテーションの内容をお届けする。
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