Chromeブラウザの64ビットWindows版、CanaryとDevでリリース

Googleが64ビット版Windows 7/8向けのChrome(Canary/Devチャンネル)をリリースした。32ビット版より高速で、クラッシュ率は半減したとしている。

» 2014年06月04日 07時30分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Googleは6月3日(現地時間)、64ビット版のWindows 7および8向けのChromeブラウザを発表した。まずはプレ開発者版である「Canary」と開発者版「Dev」チャンネルでリリースした(リンク先はそれぞれのダウンロードページ)。

 64ビット版をインストールすると32ビット版はリプレースされるが、32ビット版の設定やブックマークは自動的に引き継がれる。

 4Gバイト以上のメモリを搭載するPCにWindows 7以降のWindowsをインストールしているユーザーのほとんどは64ビットOSを使っており、新Chromeは64ビットOSのメリットを生かせるものになったとしている。

 速度は、特にグラフィックスやマルチメディアコンテンツの表示で平均で25%高速化したという。Windows 8では、米Microsoftのセキュリティ技術「High Entropy ASLR」をサポートすることでセキュリティを強化した。また、安定性も増し、例えばレンダリングでのクラッシュ率は32ビット版Chromeから半減したという。

 βおよび安定版の64ビットChromeのリリース予定は不明だが、CanaryおよびDevチャンネルのフィードバックに基いて開発していくとしている。

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